生命のメッセージ展 in 三重


<新聞報道より>

「生命のメッセージ展」 手製の品で資金援助
 犯罪で命を奪われた人の遺品などを展示する「生命(いのち)のメッセージ展in三重」が来年3月、津市で開かれる。催しに向け、桑名工業高校桑名高校の生徒らが14日、資金援助のために会場で販売するミサンガ作りなどを始めた。7年前に亡くなった先輩のため、そして、同世代に命の重みを伝えるために−。

 放課後、桑名の生徒6人が待つ教室に、桑名工の生徒3人が訪ねた。少し先に準備を進めていた桑名の生徒がミサンガ作りを教えると、桑名工側が切り出した。「次はうちの学校で七宝焼のキーホルダーを作ろう」

 工業高校生らしい提案に、同席した東員町の鷲見三重子さん(50)は涙した。

 三重での開催を担当する鷲見さんは97年、桑名工2年だった長男拓也さん(当時16)を交通事故で亡くした。

 10月初めの桑名工の文化祭。鷲見さんは全校生徒を前に、学校前の横断歩道に信号機が付いた理由を話した。「息子が、前方不注意の車に20メートルはね飛ばされた場所です」。そして、「メッセージ展に何かの形で参加してほしい」と呼びかけた。

 すぐに何人かが手を挙げた。

 一方の桑名は、9月の文化祭で、鷲見さんの助言を受けてミニ・メッセージ展を開いていた。そこで今回は、両校が一緒に手製の販売品を作り、運営資金を助けることになった。今後は、ビーズのストラップやクッキーも用意する。

 会場には、拓也さんを含む約130人の被害者の等身大オブジェと、靴などの遺品や写真が並べられる。生徒らは、一人ひとりにメッセージカードを寄せることも決めた。カードには「三重らしさを」と、二見町の業者が無料提供してくれた133粒の真珠を付ける。

 この日集まった桑名工2年の溝上剛士さん(17)は「拓也さんの顔を見たことはないけれど、先輩後輩として何か出来ることがうれしい」。ミニ展も担当した桑名2年の水谷早希さん(16)は「実物のオブジェを前にすると言葉も出なかった。特に同じ世代に見てもらい、命の大切さを実感してほしい」と話した。

 各地で開かれてきたメッセージ展は、27カ所目になる。05年3月25〜27日、津市羽所町のアスト津4階ホールで。カンパも郵便振替(記号12200、口座番号28516671、「命のメッセージ展」実行委員)で受け付けている。

2004年12月15日 朝日新聞


「生命のメッセージ展」公式サイト
http://www.inochi-message.com/
生命のメッセージ展

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